人生は一度きり、恋愛は?
「人生一度きり」とよく人はいう。ついでに青春も一度きり、と人はいう。
一度きり、というこの言葉は、かなり刹那的に人を追い立てる。
何かしなきゃいけないと追い立てる。
悔いようにと追い立てる。人生は、きりにみえるし。
間、時は前向きにしか進まず。
自分が立ち止まったところで、時は止まらず、きりたる人生の終焉に向かって進むから。
生き方をしなさいってことじゃなく。
さりとて、怠惰に過ごすことでもなく。
どうすればいいかを考えなさいって、そういう意味なんじゃないかって。
そんなことに気付けるのは、人生もずいぶん生き。
折り返し地点もすぎ、下手すると終焉直前のことかも知れない。
それはやはり、「一度きり」という言葉の重みからして、悔いなきようにと、一旗揚げるぞと、あるいは幸せになるぞと、意気込みをもって取り組んで頑張ってしまうのが普通でしょう。
うまくいくとは限らない。「それもまた人生」といいますが、うまくいかなかった時は落胆してしまうもの。分だけダメージが大きいものです。
「第二の人生」とかいう言葉も結構ききます。
定年退職したサラリーマンのお父さんが、退職後趣味に打ち込むなど、今までと心機一転、違ったパターンの生き方をする時に使われる言葉のようです。
時間はたしかに、生まれてから死ぬまでの間。
時は逆戻りはしてくれない、という意味においては「一度きり」。
死までの間に、何度でも何度でも生まれ変わった気持ちで頑張ろうと思えば。
その時、人生と異なる人生が、誕生するんじゃないでしょうかね。